内容説明
沢田将、15歳。親父は死んだお袋の妹と再婚し、兄貴は五反田に一人アパートを借りて司法試験の勉強をし、今の母親は、おめでた…。普通の家族のようで、実は複雑だ。学校では“オレンジグループ”を名乗り、裏門から5分の大衆食堂・藤丸でうだうだしている。僕、岡崎、笹本、コンドー、真弓、あかね、雪子、かよ子の8人。違う個性が心地よかったのに、ふとしたきっかけで分裂してしまった。好きになったり失ったりで僕らは勉強する間もないくらいに揺れていた。人生で最も不安定な季節を、みずみずしく描く、著者初の長編小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
づめ
1
かなりませている中学生だと思ったが、学生の青春小説を読みたかったので丁度良かった。 ★★★★☆ 2019/03/31
griff
0
初秋元。 結構前の世代?の話かな。今の中学生にこういった付き合いはあるのかな?2012/10/11
( ̄∀ ̄)
0
mixiのコミュで譲ってもらった。かなりドロドロした話。 不思議と後味は悪くなかった。2010/01/10
まーちゃんごめんね
0
今、読むと「こんな中学生いないや」と恥ずかしくなる「the 青春」な王道ストーリー。秋元氏特有のAKBの歌詞みたいな文体で(当たり前だ)話は綴られてゆくのだが、内容はドロッドロでけっこうエグい。主人公たちが、時々「えっ」と思う台詞を言ったり言動をするのだけど、そんな「作り物」然としたアクションactionもこの物語なら許せる。正直、けっこう面白かった。2019/12/14