内容説明
父は音楽家、母は女優。そして祥子は美大を出たばかりの駆け出しの彫刻家。彼女に訪れる恋、懸命に取り組む仕事、友人、家族。祥子の心が揺れるとき、いつも彼女に大きな影をおとす人がいた。それは常に厳しく彼女に接する父親だった。そばにいながら、見えない父の存在と闘い愛を知る祥子…。ファザーコンプレックスで成長する娘と父の愛情小説。著者初の傑作長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーさー
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神津カンナさんによる小説（初の長編とのこと）。駆け出しの女性彫刻家が主人公ではありますが、「父が音楽家、母が女優」と、確実にカンナさんを投影しており、作中のいくつかのエピソードもエッセイで読んだ経験があったりと、フィクションとノンフィクションを織り交ぜている印象があります。2024/07/25
