角川文庫<br> 昭和史の天皇―原爆投下

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角川文庫
昭和史の天皇―原爆投下

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  • サイズ 文庫判/ページ数 366p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784041739013
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0121

内容説明

昭和20年8月、広島、ついで長崎へと原爆が投下され、日本は完全に息の根をとめられるに至った。一見単純な科学戦の勝利といえるこの事実にも、その威力が強大であるがゆえに、アメリカ内にもさまざまな意見があった。しかし、大統領トルーマンは対日戦使用を決定。B29エノラ・ゲイは一路広島に向かった。一方日本も、昭和16年より研究に着手していた。だが資金も資材も人にも極度に制限された状況下にそれは難航をきわめる。そして思いもかけない広島への新型爆弾投下!これら日米の、原爆をめぐる秘められたドラマを語る。

目次

原爆を抱いて
日本の原爆
広島第一報!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

卯月

3
新聞長期連載の一部まとめ、天皇は本書では最後のみ登場(投下報告を受ける)。「原爆を抱いて」完成が見えてきた米国で、軍人や科学者が本当に使用するか議論、実験、準備。「日本の原爆」理研・仁科研と陸軍、京大・荒勝研と海軍による研究。「広島第一報!」投下後の現地調査。国内にはウラン鉱も資材も電力も何もなし、完成など遠未来の基礎研究段階だが。研究していたからこそ、投下後に「あれは原爆だ」と理解できる。最先端の原子核物理学を、ない物資をかき集め、実験装置手作りして試行錯誤、という研究過程は、読んでいて非常に興味深い。2021/05/09

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