内容説明
90年代のメカニズム―「軍縮による安定」と「デフレ」という二大歯車は、着実に回転し始め、その動きが具体的に現われてきつつある。国外では、「日米貿易摩擦」であり、国内では、一層せまられている「自由化」政策である。戦後40年間、ひたすら世界のインフレを成長の糧としてきた日本であるが、内外での大きな変革を前に、いま、何をどのように、導いていけばよいのか。なみはずれた緻密な頭脳と膨大な情報網をもつ著者しか書けない、将来への正確な予測とその対応策をもり込んだハンドブック。
目次
序章 基調の変化を掴まえろ
第1章 軍隊から政治の動きを知る
第2章 隣国ソ連の体質
第3章 アメリカ経済の焦点
第4章 石油危機騒動の教訓
第5章 立国の柱は民生科学・技術の推進