内容説明
小高祐司は40代半ばのパッとしないサラリーマン。趣味もなく住宅ローンに追われ、酒だけが楽しみの人生を送っている。一人息子で高校生の卓也は、そんな父に幻滅し、ことあるごとに反抗していた。だがある日、卓也は古いアルバムに納められた一枚の写真を目にする。それは、華やかな衣装を身にまとい、クラリネットを吹く若き日の父の姿だった。そして22年ぶりに昔のバンド仲間から再結成の誘いが…。著者の最後の書き下ろし短編となった表題作をはじめとする、青春音楽小説4本から構成。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
M
2
父に貰った本(12)。ここから盛り上がる!というところで話が大幅に飛んで、一気に結末に繋がるというイメージ。最初は物足りなさを感じたけど、だんだん慣れて気にならなくなった。音楽に全く触れてこなかった人生なので、楽器が出来る人は無条件で格好良く見える。高校生の頃に、何となくギターやってみようかな…と考えてたタイミングで始めてみれば良かったな。2019/07/23
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
2
2003年3月17日
creocat
1
★★★★☆ 勧められて景山民夫。良いじゃないか(ゴローさん風に)。もう少し読んでみよう!2014/09/14
カンパネルラ
1
表題作以外は既出の話で、チュウチュウ・トレインは読みなおして、以前の良さをまた味わうことが出来なかった。2009/08/14