内容説明
景山民夫はひとがら誠実にして、行動は時として狂暴。こころざし高く、背も高い。そして東京と動物をこよなく愛す。白昼の街を徘徊しては日々これ発見の連続に驚き、夜の巷に出撃しては椿事との遭遇に悶絶する。取材に追われ世界を巡って変人怪人と親善を深め、日本各地を探訪しては虚実皮膜の言辞を操って人心を惑わしたりなんかする。「イルカの恋、カンガルーの友情」は喜怒哀楽・抱腹絶倒の34編を収録。お読みくだされば、滋味をタンノーされること請合いです。
目次
1 日暮れて途遠し(食在広州;パツキン綺談;赤灯物語;イルカの恋、カンガルーの友情;落語・一輪の強羅ダリヤ;グリーン・ゲリラに愛の手を ほか)
2 追憶の恋はフォードにのって(蛙ぴょこぴょこ;追憶の恋はフォードにのって;愛しの警察署;竜の棲む湖;いつか見た莫迦たちへ、愛をこめて;恥かし探険隊 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まじぇすた
3
文章は上手いが面白可笑しくするために無責任に嘘や妄想を織り交ぜていて読者を見下しているように思える。放送作家っぽいと思ったらやっぱりそうだった。下ネタ多し。テレビのヤラセが当たり前と思っているようで、実際にこのエッセイっぽい文章からはほとんど色を付けて書いてあるのが分かってきて後半がしらけてくる。2018/09/26
kita
3
バラエティ番組放送作家のネタ集とでもいうべき短編エッセー集。せんだみつをのロス旅行の件や、たけしの講談社襲撃など腹を抱えて笑えるものがほとんどだけど、完全に「作った」ようなネタも多い。常識的に考えてありえない部分も多々。読んで笑える人は35歳以上かな。
笑える本を読も男!
3
はしご車を自家用車として使っていた話、物件を探しにいった先で前の(亡き)住人が床の間に腰掛けているのを見かけた話、ビートたけしに対抗して飛び込みでキャデラックを買った話など、ヘンテコで可笑しいエッセイが34編掲載されたエッセイ集。2010/07/27
はちがみっつ
2
本棚にあったのを発掘。軽快なエッセイ。2018/02/09
CBF
1
『仕事をとるか休暇をとるか。この判断で迷ったことは生れてこの方、一度も無い。お遊びの勝ちィ。』 『結構、喋ってしまうことによって解放されるものである。』2013/01/08