内容説明
ギブソンJ45、グレン・モーランジー、シトロエン2CV…。1人の作家の個人的な歴史を色どったもののかずかず。魂の彷徨の果てに振り返ったそこには、地球があり、人がいて、はかり知れない愛があった。心とおなじように、身体が動いたなら、ぼくたちは何処へでも行ける。そんな勇気をあたえてくれる、作り話の1つもない掌編30話。待望の文庫化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつみかん
15
景山さんの作家として最初の本がこれだったようですね。その刊行時に読みました。そこから追いかけて大体の作品は読んでたね。今更調べていて、亡くなられた歳を自分が越えちゃっているんだ!の驚き。2020/09/01
いちご大福
6
男子があこがれること、ぜんぶやりました!という感じがあふれているエッセイ集。ゴーカイさが目立つ分、華やかな世界が似合うように見えるが、同時にピュアで繊細な部分とのバランスを取るのは難しかしいだろうなあと想像した。2020/11/24
M
5
父に貰った本(13)。こっちからすると全く普通ではない特別な日々の連続に「普通の生活」と名付けるセンス。笑えるエピソードもあって、最後まで楽しく読めた。2019/07/28
ジャズクラ本
3
◎
笑える本を読も男!
2
景山民夫が若かりし日に海外を放浪したころの出来事を小説風に綴った短編集。どこが「普通の生活」なんか。2010/07/19