内容説明
アマ・レス界の巨星と呼ばれた高田裕司。阪急の秘密兵器として燦然と登場した野中徹博。浪速のロッキーと称えられた赤井英和…。野望の荒野を駆ける7人の男たち。男たちは何も謳わず、何も残さず、何も語らない。心の叫びをあげ、血しぶきをあげ、かえりみることなく、男たちは、ただ風になる。それが輝いているかは、勝敗と同じように、また別の問題だ。ただ、その一瞬を通ることが、つまりは男なのだ―。人気筆頭のスポーツ・キャスターであると共に、男たちの汗と血を常に熱く冷徹に見つめ続ける著者が、鮮かな感性で綴る煌きたるスポーツ・ノンフィクション。
目次
ラスト・キック
ラスト・シーン
ラスト・サマー
ラスト・ボール
ラスト・ヒート
ラスト・カード
ラスト・シャドウ