内容説明
子どもの首には不釣合な地味で重い水晶玉。明るい未来を招く不恰好な幸せ体操。懸賞品を射止めるために、必ずしなければならないある行為―。しようもないガラクタに望みをたくし、陳腐な思い込みをふりかざし、人よりも多くの幸せをつかもうとする女たちの、おかしくて、少し哀しい物語。
目次
義理の妹
愛の神社
ミカエル
魔性の女
ハッピー・ライフ
明るい未来
ジンクス
小指
ちちんぷいぷい
面接
よせばいいのに
有効期限
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リッツ
21
これも大掃除で出てきた本。ちょっと目を通すつもりが全部一気に。おおっ!懐かしい!時代背景も。この頃からジワジワと変わってきたものあるよねぇと沁々もしたりして。冷めた目線の主人公、今読むとスパイシーというか結構な毒舌、そしてトホホとたくましさ。この無印シリーズ面白くて追いかけて読んでたけど後半のほうですね本作は。最初の出会いOL物語読んだときは電車のなかで笑いを抑えて痙攣したのを思い出しました。2024/09/10
ちゃさち
8
スラスラ読めておもしろいです。2016/07/22
さき
4
おもしろい(*^^*)2015/08/21
m
4
軽いものを読みたい時に手に取るのが群さんの本。さらっと読めてくすっと笑えて良い気分転換になる。登場人物が容易に想像できるのもまたいい。そういえば中学生のころおまじない流行ったなぁ。2014/12/22
Kirin王子
4
【再読】女とおまじないをテーマにした短編集。運気を呼び込むネックレスから縁結びのお守りまで、かしましい女性たちの話。スッゴい久しぶりに読んだけど文章がいかにも90年代のきゃぴきゃぴるんるん♪とした口調であまりの古さに絶句してしまった。そう言えばあの頃はこんな口調でエッセイなどをかく作家が多かったよな~2014/07/07