内容説明
慶長十七年四月十三日、下関を出た舟は、船島(巌流島)へと向かっていた。「燕返し」とはいかなる技なのか。自分はそれにどう対抗するのか。「今度の勝負も、勝てるとしか思えぬ」―過酷な剣術修行に明け暮れ、血なまぐさい真剣勝負を制してきた宮本武蔵は、いかにして己の運命と対峙し、最強の相手・佐々木小次郎に立ち向かったのか。剣豪小説の第一人者が描く、世紀の決闘。
著者等紹介
津本陽[ツモトヨウ]
昭和4年、和歌山県生まれ。東北大学卒業。昭和53年、『深重の海』で第七九回直木賞受賞。平成17年、第五三回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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