角川文庫<br> 幻少女

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角川文庫
幻少女

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  • サイズ 文庫判/ページ数 222p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041704127
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

生者と死者の深い愛情と悲痛な想いが胸に迫る。彼岸と此岸の境にある幽玄世界を描いた高橋文学の真骨頂。ときに背筋が凍り、ときにせつない珠玉の幻想ホラー掌編集。

著者等紹介

高橋克彦[タカハシカツヒコ]
1947年岩手県盛岡市生まれ。美術館勤務を経て、83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞を受賞、デビュー。その後、『総門谷』で吉川英治文学新人賞、『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、『緋い記憶』で直木賞、『火怨』で吉川英治文学賞をそれぞれ受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

107
この間読んだ『非写真』が面白かったので、これも読んでみた。見事なホラー短編集。とことん怖くて、背筋がぞっとする作品が多く収められている。特に「大好きな姉」が強烈。グロテスクで恐怖に満ちていて、後味が悪すぎる。この作品に出てくるように、昔の田舎の家のトイレは恐ろしかった。今でもたまに夢に出てくることがある。ほろりとする短編も結構入っていて、本全体の雰囲気を和らげている。「桜の挨拶」がそのタイプの作品。日本人はやっぱり桜が好きなのだ。古い桜は多分生きているので、大切にしなければと思った。2018/08/21

花々

11
怖めの掌編集でした。この中の「大好きな姉」は、どこか谷崎や花袋のような、艶かしさが漂う他とは異なる一遍で、強く印象に残りました。その他、もの哀しいオチのもの、笑ってしまうようなものなど、どれをとってもやっぱり面白い高橋先生でございました♪2018/11/07

りちゃ

5
再読。とはいえほとんど記憶になし。ショートショート。短いものは3ページ。えっ、これだけ?と、思わずつぶやく。隙間時間に数編、ちょこっと読むには良いかも。2018/10/16

おひゃべりのナオ@【花飛】ヤオイは三月の異名にあらず

5
ホラーだけど優しさがある。2014/12/13

まるるん

3
掌編集という感じの、ごく短いお話が詰まった一冊です。ホラーではあるのですが、それと同時に、どこか切ない気持ちになるお話が多いかと思います。中でも「桜の挨拶」が、子供の頃の思い出、楽しかったと同時に久しく無くしてしまっている感覚を思い出させてくれ、お気に入りの一話になりました。 2012/02/17

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