内容説明
アーサー王伝説やケルトの神話、妖精や魔女伝説が息づき、「ハリー・ポッター」が生まれた国・イギリス。科学や文明が発達した今でも、まことしやかに幽霊話や怪奇現象が語られ、生活の中にファンタジーが深く根ざしている。イギリスの不思議な精神世界と、ミステリアスな風土と歴史に秘められた数々の謎。魔術や妖精、幽霊に出会うため、アラマタがイギリス魔界を駆け巡る。
目次
魔法の国イギリスへのいざない
第1 神秘の章(「イギリス的風景」の謎;聖地を石でつくった古代人;ストーンヘンジの驚異;ストーンヘンジは天文観測器だった?;列石の街エイヴベリー;古代は渦巻模様の世界だった;シルベリーヒル、美しすぎる丘;白い馬の秘密)
第2 魔術の章(レイラインはイギリスの「風水」;霊力の島、セント・マイケルズ・マウント;「光の神の道」とグラストンベリー;魔術師マーリンと「角の生えた丘」;魔女は現在も活動する;「魔女博物館」を見る;現代の魔女に会う;魔女とストーンサークル;妖精はいまもイギリスに生きている)
第3 怪奇の章(現代の地霊「ミステリーサークル」;幽霊を追う人々;観光ツアー化した幽霊屋敷;厳密すぎた悲しみ―SPRの場合)
イギリス魔界よ、永遠なれ
著者等紹介
荒俣宏[アラマタヒロシ]
1947年、東京生まれ。慶應義塾大学卒。作家・博物学者。85年に刊行開始された小説『帝都物語』シリーズ(角川文庫)は、500万部を超える大ベストセラーとなる。87年『帝都物語』で第8回日本SF大賞受賞。89年『世界大博物図鑑 第2巻 魚類』でサントリー学芸賞受賞。膨大な知識を駆使して、古代文明からサイバー・カルチャーまで多岐なジャンルにわたる文筆活動を展開し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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