出版社内容情報
大沢 在昌[オオサワ アリマサ]
著・文・その他
縄田 一男[ナワタ カズオ]
解説
内容説明
学生時代からの友人潤木と吉沢は、外房のひとけのない磯の先端に奇妙な建物を発見した。前面は絶壁の荒磯、背後は通行もままならぬ深い山が迫っている。見ようによっては軍の施設にも見えた。いったい誰が、何のために作ったものなのか?興味を持った彼らは、後日釣人を装い調査を始めたが…。(眠りの家)。表題作、名作「ゆきどまりの女」他、全6編を収録。短編ハードボイルド小説集の金字塔。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばりぼー
30
「短編ハードボイルド小説集の金字塔」という宣伝文句に惹かれて読みましたが、う〜ん、肩すかしというか期待はずれ。煽り過ぎの惹句は、読者にも作家にも失礼です。なかには面白いネタもあるので、そんなに自らハードルを上げなければ、それなりにクリアして楽しめるのに…。なかでは黄金期後のディスコに出没する幽霊譚「六本木怪談」なんて、怪談といいつつも笑いながら読んでしまいました。フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドなんていう一発屋がいましたねぇ…。でも、この話のオチはどこかで読んだことがあるような気がします。2013/12/22
すたこ
8
★★★裏表紙の謳い文句に惹かれたんだけど、期待はずれ。短編全て、中途半端な感じ。…で、どうした?みたいなオチばかり。読みやすかっただけに、なんか残念。ストーリ自体は面白かったけど。全部、不完全燃焼。2014/03/11
ざび
6
鳥頭の私。8割はどこかで読んだと思う。しかし、冒頭と最後の作品は初見(のはず)。きっとアンソロジーで読んだので、この本は今回が初めてだと信じよう。2019/01/12
dice-kn
5
「ゆきどまりの女」が読みたくて読みました。はるか昔に読んだような記憶があるようなないような・・? 不思議な話が多かったです。6編全て楽しめました!2020/03/14
テニやす
5
短編集なので 気に入った作品とそうでないものがある。物足りないものも・・・もっと続けば面白いのにってね2014/05/05