内容説明
妖いく桜の花びらが乱舞する日だった。ぼくは、親友が和美を振るので、頼まれてメッセンジャーとなった。それから2年後、和美から連絡があり、ぼくはなぜか再び、恋のメッセンジャーとなって桜吹雪の中、ペダルを漕ぐことになった…。意外な結末をむかえる「メッセンジャー」。何度足を運んでも、注文したものとは違う香水を買わせる不思議な店の恐るべき真相を語った気品高き好編「香水」…。ふと、魔のささやきに耳を奪われ、夢幻のただ中に迷い込んだ恋人たちの哀歌13曲。不思議な音色にのせて謳われる、美しく香り豊かな傑作集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナイトウォーカー
1
大学生くらいに読みました。作者とは結び着きにくいかもしれませんが、実はこのイメージが他の作品のベースになっていると思いました。大好きな作品です。
ma-no
1
菊地秀行はこんなすてきなラブストーリーも書ける。珠玉の短篇集。1999/07/06
fried_bogy
0
高校時代に。
ゆつき
0
作者とラブストーリーは結びつかなっかたので、とても興味深く読んだ。2010/06/11
しゃお
0
再読。意外と、というか実は短編の方が菊地さんの本当の持ち味が出ているのではと思う。2009/05/29