角川文庫
一千年の陰謀―平将門の呪縛

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  • サイズ 文庫判/ページ数 637p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041662144
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

将門の血を引く男は、将門の娘・瀧夜叉姫のお告げに導かれ三種の神宝を探す。神宝を巡る争いは、国内の権力争いから諸外国の陰謀へと発展していくのだった。圧倒的スケールの伝奇サスペンス!

内容説明

平将門が護持していた三種の神宝を現世で狙うものたちがいる。守るのだ―将門の血をひく大学生・竜野は、夢の中で将門の娘・瀧夜叉姫のお告げを聞く。伝説の宝を求めて東奔西走する竜野だが、行く先々で謎の集団からの妨害を受けることに。同じころ、北陸の原子力発電所がアジア小国のテロリストに占拠される事件が発生。日本最大の危機に対処を迫られ揺れる内閣、パニックに陥る国民…。そんな状況の中で、竜野は瀧夜叉姫から新たな使命を課せられ―。将門の神宝を巡る千年の攻防!圧倒的スケールで放つ異色伝奇サスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とも

41
★★☆井沢作品は基本歴史をベースに、歴史の真実を解き明かす作品と歴史をネタに物語を創作する2つのパターンがあるが、当作は後者。また彼得意のテンポやスピード感もなく、駄作で残念な作品。概要としては、平将門の至宝「三宝の神器」をめぐり、将門の娘瀧夜叉姫がその祖先 竜野隆之の夢に現れるところから物語は始まる。神器を集めることがこれから発生する国難に対抗できる唯一の策であると告げられ その捜索、さまざまな妨害、そうして国際テロにまで巻き込まれるが、という作品である。2016/11/12

kagetrasama-aoi(葵・橘)

24
“将門の神宝を巡る千年攻防!圧倒的スケールで放つ異色伝奇サスペンス!”という煽りなんですが(*´∀`)。新聞の連載小説によくある見られる、展開は早いんだけど盛り上りがどこなのかわからない…。エピソードが多くて全部消化出来てない…。と言う印象。でも主人公の竜野くんが格好良くて楽しかったです。井沢氏の文章は読み易いので一気読み。将門と滝夜叉姫についての蘊蓄がほとんど無かったのが残念でした。2020/08/20

しーふぉ

19
平将門の神宝を使い悪と戦う伝奇小説。ご都合主義でストーリーはイマイチかも。2024/09/22

TheWho

18
「逆説の日本史」で異彩を誇る著者が描く、平将門の神宝と現代日本の危機が絡んだ伝奇サスペンス。物語は、平凡な大学生の主人公が、将門の娘である瀧夜叉姫が夢に現れた事が切っ掛けに、将門の神宝を探すはめになり、政治の黒幕から政治家、そして国際政治の黒幕、、外国のテロリストとの抗争等に巻き込まれる。それに対して塚原卜伝や武蔵坊弁慶、源為朝が蘇り日本の危機を救うハチャメチャなストーリーへと展開していく。破天荒な物語だが、十分面白く著者作品を十分に楽しめた一冊でした。2016/12/04

水戸

5
伝記サスペンスというよりは、ファンタジーのバトルものな感じ。 歴史のその部分をからめていくのか……と思いつつ読み進め、ちょいちょい引っかかる部分がありつつも、さらさらと読み進めました。だんだんスケールが大きくなって、ラストはそこ登場するんだ⁈ てなった。最終決戦をよりクローズアップするとかでなく、全体的にまんべんなく進んでいく感じ。ページの関係上、はしょったのか、お約束として裏側で動いてましたよ感なのか、展開や理解が急だなと思う部分もありつつ、練られた作品でした。2017/05/15

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