内容説明
蝦夷国に皇子たちが築いた、御鼻部山を中心にした無想楽土。築くまでの様々な苦労が修行となり皇子は神として、各務は仏としての力を得た。力を得たものは天上界で生きるのが掟であるが、皇子と各務は掟に背いても、地上界で夢想楽土とともに生きようと考え、そのためには天上界との戦いも止むなしと覚悟する。御鼻部山が鳴動を繰り返す。火龍による天上界からの威嚇が始まったのだ。道士や鬼たちは皇子と各務を掟破りにさせないために自分たちで夢想楽土を守っていく決心をするが…。構想10年、執筆15年。悠久の異次元童話、ついに感動の完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒蜜
1
まずは終わったことがめでたい。今の目で見ると、いろいろ粗もある。しかしそれを感じさせないキャラクターと骨太の物語はさすがだ。ただ、こういうラストになってしまったのは歴史ものとしてはしょうがないのか。2017/03/29
ponte
1
昇天,人から組織へ, 力で制する者は力で制される.2015/06/29
fap
1
実質50巻で最終巻。 人としての生涯をかけて目指した目的は実現できず。 これが神の厳しさなのか。 人の身のまま神になろうとした主人公の結末に納得がいかない私は やはり人としての価値観から抜け出せないということなのであろう。2015/05/18
てつの
1
48巻。最終巻。皇子の冒険の面白さとと、いのまたむつみの絵の愛らしさにはまってからの48巻。ラストのあまりの厳しさに、寂しさも、悲しさも吹き飛んだ。2010/03/06
-
- 和書
- 危機に対応できる学力