内容説明
未知は、葉山育ちの２２歳。一本気な性格から最初の就職先を３週間で辞めてしまう。そして始めたのが、フリーペーパーを編集するバイト。未知は、仕事を通じてさまざまな人々の挫折や、再起に向かう姿を知る…。誰もみな思い通りにいかない人生を歩いている。それを実感しながらも、希望に向かって歩み出す未知。そして彼女を迷わす意外な恋の展開…。湘南の四季に包まれ成長していく女性な描いた傑作青春小説。
著者等紹介
喜多嶋隆［キタジマタカシ］
５月１０日東京生まれ。コピーライター、ＣＦディレクターを経て、第３６回小説現代新人賞を受賞し作家に。スピード感溢れる映像的な文体で、リリカルな物語を描き、多くの熱烈なファンを獲得している。湘南・葉山在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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おしゃべりメガネ
88
湘南を舞台に綴られるバイタリティ溢れる１人の女性の物語です。葉山育ちの「未知」は22歳で、初めて勤めた会社の体制に嫌気がさし、なんと３週間で辞めてしまいます。その後、友人に紹介してもらったフリーペーパーを編集する仕事にバイトとして奮闘します。取材を通じ、様々な人々と接するコトで彼女自身にも少しずつ変化が表れてきます。誰もが何かしら経験する挫折や苦悩を受け止め、自分自身の成長へとつなげていきます。取材の中で出会った１人の野球女子との関わりは「未知」にとって、貴重な経験に。珍しく恋愛モードが控えめでした。2024/09/28
逍遥遊
6
14-14-20170113 これは良かった。あとがきにも書いてあったが、主人公がどこにでもいる22歳のフリーターというのが良い。物語を通じて、少しずつ大人に成長していくところが読んでいて気持ちが良い。やっぱり喜多嶋隆ファン歴30数年、まだまだ期待出来るぞー。2017/01/13
リグレット
3
色々な人に出会って成長していく主人公が良い。湘南の海の爽やかな感じが随所にあってイイ感じ。最後も主人公の名前通り、マダマダ道半ば的な感じで自分は好き。
まる蔵
2
『飾りたてることは簡単だが、次元が低い。シンプルなものほど、つくるのが難しい。』 胸に刺さりました。2012/05/28
おびこ
2
ほのぼのしました。いつも終わりにもう少しどうなったか突っ込んでほしいと思ってしまいます。でも喜多嶋ワールドわ壊さないためにもこれでも良いのかもとも思ってしまいます。もっと喜多嶋作品を読みたいと改めて思いました。2012/01/06
