内容説明
カメラマンとして活躍する哲男は、ある日、心身の異変を覚え、愕然とする。医者は「原因は心の“金属疲労”」だと言う。傷つき、故郷に戻る哲男。そんな時、一人で食堂を切り盛りする女性・凪に出会い、彼女の生命力あふれる純朴さに惹かれていく。やがて、哲男は彼女との触れ合いに生と性の回復を感じていく。が、凪は、ある理由から最後の一線を越えることは拒んだ…。ひとつになれない男女の切なさを本音で描く、極上の恋愛小説。
著者等紹介
喜多嶋隆［キタジマタカシ］
１９４９年５月１０日東京生まれ。コピーライター、ＣＦディレクターを経て、第３６回小説現代新人賞を受賞し作家に。湘南・葉山に居を構え執筆（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ゆうほ
13
恥ずかしいような笑えるような、露骨な描写は少し苦手ですが、ストーリーはわかりやすく、読みやすい。訳あり男女の恋愛小説で、読む年齢で感想も変わるからな。自分とかなさる部分なんかあったりすると、裏表紙に書かれているように、極上かも。年初めいい読書時間でした2025/01/01
七色一味
2
読破。2011年08月04日読破。海の匂いのする恋愛小説。2011/08/04
まめちゃん
1
うつ病に罹った人気カメラマンが横須賀・秋谷の自宅に戻り、そこで出会った女性と知り合ったことで、立ち直っていく物語。 ストーリーは単純明快であるが、ストレスなく、余りドキドキすることもなく、読み進むことが出来る小説。 こんな小説もたまにはいいかも。2016/03/15
ぃり
1
一気読み。スラスラと読めました。果てる時の描写が他とは浮いて見えた笑 本て不思議、自分の今の心理状況?で印象に残るところが違う。色んな顔がみえてくる2016/03/13
あやえり
1
自律神経を壊したカメラマンが故郷へ帰り、食堂を切り盛りする女性に出会う。大人の恋愛を描いた作品。2015/03/20
