出版社内容情報
太極拳の教室をやっているチャイニーズの至さんがマリに相談に来る。68歳になる日系人のおばあさんが、太極拳を習いたいときた理由は!? 私立探偵としてのマリーのウエイ・オブ・ライフ、至さんの恋、そして、人の
内容説明
探偵事務所を開いて一年目、沢田麻里は太極拳教室の師匠、至さんからある相談をもちかけられた。六十八歳になる日系人のタマエさんが彼女の食堂にいやがらせに来るチンピラを太極拳で追い払いたいというのだ。麻里と至さんは、いやがらせの正体を探るうちに、タマエさんの意外な過去を知る。ちょっとした選択が決めてしまう人生の成功と挫折。最後にたどり着く本当の幸せとは何か。ほろ苦いラストが胸をしめつける感動作。
著者等紹介
喜多嶋隆[キタジマタカシ]
5月10日東京生まれ。おうし座のO型。明治大学卒業。コピーライター、CFディレクターを経て、第36回小説現代新人賞を受賞し作家に
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
77
『ブラディマリー』こと「麻里」との時間も残り2冊となってしまいました。本作は「麻里」の太極拳師匠であり、本シリーズの準レギュラーとなっている「至(ツー)」さんからの依頼を受けます。彼からの依頼はとある食堂のおかみさん「タマエ」を謎の嫌がらせから守ってほしいとのコト。そんな嫌がらせの経緯を調べる流れで、「麻里」たちは「タマエ」さんの意外な過去を知るコトに。人生において幾度も選択をせまられる場面があり、その選択によっては成功もあり、挫折も味わうコトに。そんな中でも本当の幸せを手に入れるのは果たして可能なのか。2024/07/08
クキモン
8
ハワイの雰囲気は楽しめましたが、ストーリーにもう少し捻りが欲しいような気がしました。2018/09/02
読み人知らず
1
土地の地上げ屋さんとの戦い。離婚話とか身につまされる。2012/09/30
Kenji
0
星4つ ブラディ・マリーシリーズの探偵版第1弾 老いらくの恋を応援する話2016/07/03
つきのわぐま
0
高校生の時に、隣の席の子が貸してくれた、本。久しぶりに読んでみたけど、おもしろい。喜多嶋さんはこれしか読んだことがないけれど、ほかの本もおもしろいのだろか。気になる。2015/06/08
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