内容説明
18歳の薊は、死んでしまった祖父の相続税を払うため、夕陽の当たる海辺のバー〈サンセット〉でアルバイトを始めた。過去を語らぬ店長の浩一に魅かれ、彼がかつての新鋭作家だと知った。薊は初めての恋に落ちていた。人生への不安、胸の痛み、そして抱きしめてくれた腕の熱。彼の残した唯一の小説を探り、いつしか薊は小説家を目指す。人生で一番濃密で、一番短い夏が終わる。薊はその夏失った、大切な命を描こうと誓った。小説に寄せる著者の切実な想いを込めた青春ロマン、書下し。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
73
ちょくちょくと読書ペースを取り戻すトキにお世話になる喜多嶋さん作品。タイトルにあるように、残念ながら8月には読了できませんでしたが、相変わらず読みやすく、さらさらと読了できました。18歳の「薊(あざみ)」は急逝した祖父の相続税を支払うため、地元のレストランでバイトを始めます。そこで出会った店主「浩一」はちょっと不思議な雰囲気の持ち主で、なんともビミョーな距離感です。しかし、彼がかつて有望な若手作家だとわかり、店に訪れる客からも意外な話を聞くことに。さらには「薊」が小説を書く展開にもなり、どうなることやら。2026/09/02




