内容説明
45回転のドーナツ盤。ラベルにはパイナップルの絵。曲名は「少しだけ、ティア・ドロップス」と刻まれている。そう、やっとの事で漕ぎつけた、ご存知16歳の少女ミッキー率いるTHE・BANDAGEの輝ける処女EP。ヒットなるか、NGと出るか…。ところが世の中あまくはない。ロスの音楽組織〈A・TO・Z〉の魔の手はハワイ全島へ。さらにはマルコス一派のナマコ野郎達、九竜連合の中華風ギャング、挙句には唯一の味方〈神風マフィア〉若頭J・Rが巻きおこすハワイ州警察とのシュールな闘いにて、南国は大混戦と相成る次第。さてさて、愛も勇気も冒険も、この一冊が聖書。シリーズお待たせの第四弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
た〜
9
(発掘再読)喧嘩ばっかりしていたミッキーがちょっと恋愛っぽい雰囲気を出してきた。レコードもようやく発売にこぎつけられそうだけど? 次でクライマックス2016/11/23
あかつや
4
シリーズ4作目はミッキーがずっと恋する乙女な雰囲気を漂わせているけど、やることはいつもと一緒でチンピラゴロツキをドラムスティックでぶちのめすだけ。問題は全て腕っぷしで解決する気持ちの良い世界。エンカ率高すぎてちょっとそこらを歩いただけでバトルが始まってしまうのがファミコンのRPGみたいっすね。でも今回も前作同様全部島内で話が済んでしまうのでなんかスケールが小さく感じたな。また喧嘩ワールドツアーをやってほしいものだ。今作一番の見所は巻末に付された作者への激寒Q&Aのコーナー。今見ると非常に趣深い内容である。2020/10/28
happy3939
0
いつものごとく、リズム良く軽快に読める。今回は主人公ミッキーの女心を揺すぶる事件が多数でてきた。ピンチも!2022/08/06