内容説明
年間実働=十数日以内。年間報酬=210万以上。その他=年1、2回の旅行付。募集人員(全国)=7万人余。“隣りの芝生は青い”というが、それにしても、なかなかの好条件である。が、これがすべて国民の税金で保障されている、とあっては、いかなお人好しでも、心おだやかではいられまい。それが、なんと明治21年以来、ほとんど見直しもされない黴のはえた法律に守られ、ぬくぬくと生き続けているとあってはなおさらである。日本政治の底辺を担う地方政治の貴族たちの毎日とは、どんなものか。
目次
第1部 知られざる日常(素顔の日常活動;研修旅行の怪;議長の権威;自浄能力の限界;議会行革の虚実;「無風」の背景;首長一人の政治)
第2部 意識と政治風土(議員定数の怪;議員報酬の怪;議員活動の怪;世論の行方)
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- 和書
- 大学史研究 〈第26号〉