内容説明
誰かをウキウキと愛し始めたら、そしてひとつの恋がソッと終りを告げたら、《ラブ・ロマン》篇を。人間ってくつくづく、謎だ、と思いません?底知れぬ人の心を探りたかったら《ミステリー》篇を。地球はひとつの星なんだ、と気づけば、世界はまるで違って見えてくる。「いま・ここで」を忘れて、「いつか・どこかで」に心を遊ばせたくなったら、《SF》篇を。その他、《こんな時に、このジャンルを》が無数に考えられる贅沢なブック・ガイドです。
目次
ラブ・ロマンス(外国篇)
ラブ・ロマンス(日本篇)
ミステリー
ファンタジー&ホラー
SF
思想書
ヴィジュアル本
ノン・フィクション
ノン・ジャンル
ノン・ジャンル世界周遊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
11
また、やってくれないかな、この手の本。安原顕みたいなのがいないもんかな、最近。2011/08/05
袖崎いたる
9
多様なジャンルの著者がこれぞといった本を紹介してる。どれも素晴らしいものですと提示してくれてるものの、読む眼線が立ち止まらない本がある。すると自分が今どのような我執の状態にあるか、どういった座標から選書味読しようとする指向にあるかなどが浮き彫りになる。それと冒頭で吉本隆明さんと中沢新一さんとの対談が載ってて、そこで吉本さんが時間に耐えうる本というものは安さによって評価され、読者に再包摂される可能性に晒されるもののことではないか、と発言してたのには迫真性を覚えた。つまり古典と安価本とが一致するかもってこと。2016/08/15
★★★★★
5
テーマ別に全500冊の本を紹介するブックガイド。『読書の快楽』の続編です。本書の読みどころは、巻頭に収められた吉本隆明と中沢新一のボケ×軽薄対談でしょうか。あることないこと喋りまくる中新と、相槌だけ打ちながら無理やり話題を自分のわかるものに変えようとする吉本。いい時代だなぁ。2010/02/13
ベック
2
まだ右も左もわからなかった頃、この本がどれだけ大事な指南書となってくれたことか!part22014/02/07
羊男
1
ぱらぱらめくって、ちょぴり摘むのにぴったり。 いまでは今福龍太のセレクトが最高。2011/05/22