内容説明
大正14年11月の朝、北海道手宮駅で貨物掛をしている室伏雄一郎は、真新しいラシャ服に身をかため、父と母の二つの骨壺を持って函館本線の乗客になった。雄一郎は小学校を出ると無給の駅員見習をし、やっと本雇になり、今、故郷の南紀州の室伏家の先祖代々の墓に両親の骨を納めるために旅立つのであった。広大な原野を突っ走るSL。北海道の鉄道を舞台に、大戦をはさんだ激動の時代を力強く生きる人々を描く、愛と感動のドラマ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぺしみち
1
千枝が今時の子みたいで笑ってしまう。2018/04/15
アルプスの空♪
1
むかーしNHKの朝の連ドラで放送 日色ともえさんだったかな~~・・・SL、青函連絡船、大戦と鉄道員、大正末期を時代背景にした兄弟愛、恋愛、夫婦愛のせつなーーい物語です。静かに じんわり読書に浸れます。
みち
0
明治、昭和初期の恋愛小説。戦争の空気が濃くなる中で、一生懸命生きている姿は見習う所が沢山ある。2013/01/13
とりみ
0
北海道の鉄道員夫婦のお話。 1ページ目から 引き込まれてます。 これから 中巻読みます。2019/12/02