角川文庫<br> 女の四季

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角川文庫
女の四季

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  • サイズ 文庫判/ページ数 326p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784041630075
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

久仁子は市川浩介と知り合って結婚した。浩介は三男だし、両親は佐賀なので久仁子の母の戸美子との同居に同意していたが、戸美子は別居を主張した。戸美子は、佐賀錦の教室を都内に三つ持っていて毎日多忙らしく、バス停で三つばかりの新居へは十日に一度訪ねて来た。英子が生まれると二日おきくらいに顔を出す。この新居の費用の多くも戸美子が出した。しかし、時々久仁子が5千円、1万円と渡すお金も久仁子の名前で貯金してしまっている。そんな戸美子も今年還暦を迎える。お祝いのことでちょっとした事件が持ち上がった(「秋の日」)。女の翳と人情が織りなす短編集。

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