角川文庫<br> オホーツク諜報船

角川文庫
オホーツク諜報船

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  • サイズ 文庫判/ページ数 332p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041628010
  • NDC分類 916
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

goro@the_booby

48
ソ連だった時代の北方領土近海で漁をする人々にとって領海を犯して作業を行うことは生きる上では避けられないものだったかもしれない。これはあくまで物語としているが事実レポ船はあったのだろう。犯罪を犯すわけだから持ちつ持たれつとはいかないが、拿捕され収容所送りか協力かと迫られれば断り切れなずいつしか深みに嵌り逃れられなくなる。このルートを使って亡命したりスパイを送りこんだり主義の違う国との最前線だった姿を見せられた「物語」でした。手を伸ばせば届くと思える北方領土がこの先も帰ってくることは困難なのかと考えるのだ。2020/10/17

Chunko

2
レポ船について知りたくて検索したら出てきたので、古本で購入。読了日の今日、北海道新聞には貝殻島コンブ漁に出ている船がロシアに臨検を受ける件数が激増しているという記事が載り、ロシアはビザなし交流の一方的な停止を宣言した。国後島が目の前に見える町に住んでいることもあり、本の内容が30年も前のこととは思えない。今後嫌がらせのように拿捕されたり、その結果よからぬことに引き込まれたり、ということが起こりやしないか、不安な気持ちにさせられる本だった。2022/09/06

pointer

2
当時の北の海の実態がよくわかった。2015/10/24

ちぴ

0
重たい…感情移入しちゃうから結末が辛い。戦争もそうだけどこういう争いもなくなってほしい。2023/01/22

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