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角川文庫
リンゴォ・キッドの休日

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  • サイズ 文庫判/ページ数 356p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041616062
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

横須賀の朝、高台の洋館で高級クラブに勤める女の死体が発見された。そして米軍基地内の桟橋沖に沈んだワーゲンからは男の死体が引き揚げられた。無関係に思える二人だが、同じ拳銃で射殺されていたことがわかり、非番だった神奈川県警捜査一課の二村永爾は、署長からの電話で捜査にかりだされることに。所轄と公安、そしてマスコミの目を欺きながら、二村は事件の真相を追うが…。二村永爾シリーズ第1弾。

著者等紹介

矢作俊彦[ヤハギトシヒコ]
1950年、神奈川県横浜市生まれ。東京教育大学附属駒場高校卒。高校在学中からダディ・グースのペンネームで漫画家として活躍。72年、早川書房の「ミステリマガジン」6月号に、処女作「抱きしめたい」を発表。二十一歳で小説家としてデビュー。78年には初の長編『マイク・ハマーへ伝言』を刊行し各方面で絶賛される。小説の他にも、大友克洋との合作コミック『気分はもう戦争』、日活アクションのアンソロジー・フィルム『アゲイン』、劇映画監督作『ギャンブラー』などが話題を呼んだ。また、2003年に発表した長編『ららら科学の子』が第十七回三島由紀夫賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

52
格好良かったです。独自操作のストーリーが2本。ハードボイルドならではの魅力を感じました。2021/02/02

うりぼう

47
内田樹先生が出たら即買いの矢作俊彦氏の作品を初読み。冒頭は、ハードボイルド作品の超有名なシーンだそうだが、私は「傷だらけの天使」のショーケンの冒頭を連想した。ロッカーに眠っていたヨレヨレのトレンチコートは、コロンボのコートを思わせ、杳子さんは「サンセット大通り」の陽が昇る時期。二村さんのイメージは、ジョン・ウェインというよりハンフリー・ボガード。2作とも1日で決着がつくのは、報酬に見合った働き。もっとハードボイルド作品に造詣が深ければ、一段と面白いだろう。楽屋落ちが見えないのが残念。由ちゃんの活躍に期待。2011/05/20

あさうみ

45
まったく知らなかった作者さん。なんで読んでいなかったのか!ハードボイルド好きには間違いなし!横浜の雰囲気に酔いしれ、ひねりのある会話がたまらない。これは癖になる。タバコ(は吸えないけど…)ととびっきり濃いコーヒーが似合う。かっこいいの一言です。2019/06/09

かわちゃん

16
☆☆☆ 基本的にハードボイルドは大好きなんですが、読む時期が悪かったのかな。今一つ入ってこなかったんです。78年の旧作という出版時期も意識せず読んでいたので、懐古的な物語・文体・表現など、随分オーソドックスな様式美と思って、読んでしまいました。ハードボイルドって、やはりジャンル小説であり様式美なのだから、どっぷりとその世界に浸れないと、物語との距離感出ちゃうんだなと、感想にもなっていない感想で、申し訳ありません(笑)孤高の主人公・事件・ファムファタール・煙草・Jazz・組織・謎、正にノワールてんこもり。2016/05/17

Yuki Ban

15
自分に読解力がないのと作者の文体が合わないこともあって内容が入ってこなかった。犯人が誰なのかも、主人公二村が何をしたいのかもわからなかった。地元、横浜横須賀がでてきて懐かしくもあり、この2都市にオシャレなイメージを植えつけた作品の1つであるのは間違いないだろう。2021/09/05

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