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角川文庫
碑銘

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  • サイズ 文庫判/ページ数 287p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041612064
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

港町N市―市長を巻きこんだ抗争から2年半が経過した。生き残った酒場の経営者と支配人、敵側にまわった弁護士の間に、あらたな火種が燃えはじめた。そこに流れついた若い男。檻の中で過ごした2年間が男の胸に静かな殺意を抱かせていた。『さらば、荒野』につづく著者会心の“ブラディ・ドール”シリーズ第2弾!

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GAKU

57
「ブラディドールシリーズ」第2作。再読。坂井が初登場。刑務所帰り24歳の坂井に向かって、「おい坊や。」と呼ぶ川中。格の違いは歴然(笑)。今回も藤木が良い。坂井とのジッポーのやり取りに痺れる。すでに読んでいるのに全然忘れているので、これから坂井がどう成長していくのかも楽しみ。あと栗原の爺さんの正体も全然忘れてた。初読みの時は「栗原の爺さん」で全然違和感無かったが、今となっては私より年下じゃないか。何回読んでもこのシリーズは面白い!引き続き第3作再読へ! 2021/07/05

ねこまんま

29
途中から爺さんのことはすっかり忘れてたわ。 ただ、その年で爺さん扱いもどうかと思うが、昭和の時代なら感覚的にそんなもんなのかしら。 相変わらず、藤木のかっこよさが不気味でもある。 今時こんな男がいるはずもなく、それがまたいいんだよな。 ジントニックやマティーニを飲みながら読みたいシリーズ。 さて次は何が起こるやら・・・・?2016/06/29

せ〜ちゃん

26
★★★★★ シリーズ第2弾。2016/05/10

Aquarius

24
馴れ合うわけでも常時つるむわけでもない。ただ俺はお前を必要としている。川中と藤木を殺すためにやってきた坂井を主軸にテンポよくポルシェの疾走感と共に展開されていくのだが、どれもこれもイチイチ全部が恰好よくて魅了されていく。坂井にもどこか諦観したような前作の川中と同じ心境だからこそ、川中は坂井に目をかけたのか。正面から向き合う2人と川中の懐の大きさに惚れた。半端者にならないために身に付けたバーテンダーとしての業と空手。この巻で1番グッときたのは、終盤の坂井とキドニーとの会話で自分だけの飲み物の件が最高でした!2015/05/24

taku

22
かぁーーっ!男の匂いが染みついたコテコテのハードボイルド。最初の一行から最後の一行まで期待を裏切らない世界観。グッとくる台詞が多くてグイグイいける。キザだけどカッコいいんだよなあ。ええ若いもん出したのうと言いたくなる坂井と、その客観的視点から川中と藤木の絆を示しているのがいい。北方の死に対する感情と抑制が表れている言葉「憶えていてやる。友だちというのは、そういうもんだ」くぅーーっ!2018/06/26

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