出版社内容情報
内田 康夫[ウチダ ヤスオ]
著・文・その他
内容説明
平将門の崇りにまつわる巨大銀行員の怪死事件を調べる浅見光彦は「将門の椅子」の後任者である川本と知り合う。彼と協力しながら、導かれるように将門ゆかりの地を踏破していくが、それは奇しくも日本列島を貫く中央構造線上に重なっていた。浅見が追う謎はやがて、日本経済の暗部、太平洋戦争以来の歴史の闇につながってゆく。これは偶然か、それとも…。世紀を超えた壮大な謎の果てに浅見光彦が見つけた真相とは!?―。
著者等紹介
内田康夫[ウチダヤスオ]
東京都出身。1980年、『死者の木霊』を自費出版してデビュー。82年には、浅見光彦が初めて登場する『後鳥羽伝説殺人事件』を上梓。以来、全国を旅して日本人の心の琴線に触れるミステリーを書き続けている。08年3月、第11回日本ミステリー文学大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くぅまん
2
伝説や銀行内部の事など興味がある内容だったが、日にちが空いてしまったために冒頭の大切な所をすっかり忘れてしまいちょっと物足りない感じで終わってしまったのが残念。再読しよう。2022/12/15
tak
2
光彦が上巻の後半になってやっと登場。プロローグの終戦時のエピソードが下巻を読み進めていて忘れたころに繋がってきました。面白く読めました。内田先生、ご冥福をお祈りいたします。2018/03/18
涼
1
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2012/11/post-ce55.html2017/02/28
たけお
1
大学時代に読了
如雨露屋
1
中央構造帯なるタイトルがイミフでしたが作中で語られる解説を読んでようやくその意味が理解できました。当初は『将門伝説殺人事件』というタイトルで執筆されてたようですね。2014/10/13