出版社内容情報
巨大銀行を襲う平将門の呪いを浅見光彦が解き明かす!伝説の首塚に背を向けた「将門の椅子」に座ると祟りが起こる。巨大銀行で囁かれていた迷信は現実となり、エリート銀行員が次々と不審な死を遂げた。平将門の呪いは存在するのか。名探偵・浅見光彦が伝説の謎に挑む!
内田 康夫[ウチダ ヤスオ]
著・文・その他
内容説明
「将門の椅子」に坐る者には死が訪れる―。ある巨大銀行でささやかれていた迷信は現実となり、エリート銀行員が相次いで不審な突然死を遂げる。そして国際部に勤める阿部奈緒美の上司も犠牲となり、死体が八幡不知薮から発見された。これは本当に平将門の崇りなのか?大学の同期である奈緒美から依頼を受けた浅見光彦は、人智を超えた謎に挑むべく調査を始める。だが、将門伝説をめぐる奇妙な符合が見つかり…。
著者等紹介
内田康夫[ウチダヤスオ]
東京都出身。1980年、『死者の木霊』を自費出版してデビュー。82年には、浅見光彦が初めて登場する『後鳥羽伝説殺人事件』を上梓。以来、全国を旅して日本人の心の琴線に触れるミステリーを書き続けている。08年3月、第11回日本ミステリー文学大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くぅまん
2
平将門、八幡の藪知らずなど、興味のある題材だったので読み始めた。2022/12/15
涼
2
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2012/10/post-cacf.html2017/03/01
如雨露屋
2
推理小説なのにバブル経済の崩壊や銀行経営の破綻についても分かりやすく触れられていて何だかとっても勉強になっちゃいました。十世紀も前の平安時代のころに「歌垣」なる現代の合コンにも通じる、それよりもさらに大っぴらなイベントが存在していたことにもビックリでした!2014/10/10
青
2
主人公登場までが長い(苦笑)。将門に関することもだけど、銀行入行にコネが必要だったり、採用に当たって家族構成がそんなに影響するとは知らなかったので驚いた。 それにしても光彦、阿部奈緒美とばったり出くわすとはすごい偶然! 阿部奈緒美が登場した当初、大学の同窓生の男たちについて触れられていた「学生時代はちょっといいと思っていたけど、今ではしがないライター」とか書かれていたのが光彦のことだったとは、思いもしない伏線だった。しかし、銀行内部の話になると経済に弱いので難しい・・・。2011/11/07
たけお
1
大学時代に読了