内容説明
静岡の寸又峡で、TV局の記者久保と、作家を自称する男が相次いで殺された。久保の記者仲間・伴島は、遠く秋田で起きた素封家の死が事件に関係していることを掴む。だが、大曲の「庄屋様」横居家に向かった彼も忽然と姿を消してしまった。久保夫人の依頼で事件に関わった浅見光彦は、伴島の後を追い秋田へ―。横居家の美少女・光葉の謎めいた瞳の奥底に宿るものとは、そして、大曲の花火大会の夜に何があったのか。
著者等紹介
内田康夫[ウチダヤスオ]
東京都出身、現在は軽井沢に在住。1980年、『死者の木霊』を自費出版してデビュー。82年には、浅見光彦が初めて登場する『後鳥羽伝説殺人事件』を上梓。以来、全国を旅して日本人の心の琴線に触れるミステリーを書き続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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椿
10
語り手が途中で亡くなってしまい、呆然。「寸又峡ライフル魔事件」って知らないな〜と思ったけど、犯人の名前だけは聞き覚えがあったよ。2014/12/11
Joao do Couto
5
静岡って、意外とミステリーないんだわな・・・2015/01/25
fukky
4
初めての浅見光彦シリーズ,テレビも見たことないし。古典的な推理小説という印象。人気のあるシリーズだけど,評価は何冊か読んでからかなあ。でも寸又峡も大曲も好きな土地だから,風光明媚なイメージが出来てそこは堪能できました。2016/02/26
あなご
4
今回は静岡に行ったり秋田に行ったり大忙しの浅見光彦でした。途中で旅費が尽きてしまった時にはおもわず笑ってしまいました。光彦が刑事局長の弟だと判明した時の警察の対応が面白いのに今回は警察の驚きがあまりなく残念でした。主な舞台は秋田、静岡。2012/04/11
まさよ
3
浅見光彦シリーズが好きなので読みました。好きなラストではないかな。2016/09/25