角川文庫<br> 札幌殺人事件〈上〉

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角川文庫
札幌殺人事件〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041607633
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ススキノのクラブ「ユリアンヌ」に時折現れる謎めいたプロモーター白井。彼が一人で飲んでいる夜に限って、店に白井宛の電話がかかってくる。ママにとっては妙に気になる客であった。一方、浅見光彦が捜索を依頼された失踪人・戸田は、その白井の身辺を探っていた。戸田が残した不可解な盗聴テープに興味を惹かれ、浅見は札幌へ飛ぶ。次第に姿を曝す北海道開発の巨大な黒い利権、タブーに近付く浅見光彦にも危機が。

著者等紹介

内田康夫[ウチダヤスオ]
東京都出身、現在は軽井沢に在住。1980年、『死者の木霊』を自費出版してデビュー。全国を旅して日本人の心の琴線に触れるミステリーを書き続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がたやぴん

59
長年続くシリーズの中でこの時代の作品が好きです。初期の光彦は単独犯の殺人事件を解決し犯人逮捕へ繋がることも多かった。後半になると地域の因習に触れたものが増えていて、目的を果たしたことや、目標以外の人物を巻き込み後悔し自害するパターンが目立つ。それに比べこの時代の作品は、容疑者の冤罪を晴らしたり、失踪者探したりするうちに別の殺人事件が発生し、巨悪に繋がることが多い。社会派とも言える。まぁ、逮捕劇は少ないんだろうけど。兎に角、暴力団や政治家などの組織との対決の匂いで充満してます。下巻につづく。2016/01/14

セウテス

57
〔再読〕浅見光彦シリーズ第66弾上巻。旅情シリーズとしては15作品目にあたる。札幌のイベント会社の社長夫人春恵は、夫がプロモーターの白井と不可思議な行動をとる事に疑問を抱き、知人の戸田に白井の調査を依頼する。しかし戸田は「やくも、、」と謎の言葉を残して失踪、依頼を受け浅見光彦は札幌に乗り込んだ。北大植物園の殺人事件を経て、北海道の利権問題に繋がった上巻は、兄の陽一郎から手を引く様に言われる処迄となる。札幌そして北海道の魅力は、広くて多くて申し訳程度しかない。マドンナが誰なのかが解らない、初の展開で下巻へ。2016/06/29

su☆ma

9
★3(図) 北海道行ったことないので憧れ秘めつつ札幌へ。徳永老人の語る中央と北海道の話が難しく、事件発生して浅見さんも乗り込んでいるのに進展しないことにもやもやして貸出期限以上を要した。図書館跨いだうえ、下巻返したら他館貸出中という失態。札幌ドームがまだないっ。読んでいるときに光彦母を演じられた野際陽子さんが亡くなられた。TBS系が好きだったのでフジ系はあまり観てないが、雪江の上品さと口煩さを佇まいで演じられる方がいなくなるのはとても惜しい。長編は間延び感否めないが、気になるので下巻も。2017/06/18

Kiyoshi Utsugi

4
内田康夫の「札幌殺人事件(上)」を読了しました。 札幌のプロモーターの「ポロ・エンタープライズ」の社長夫人で専務の越川春恵から失踪人の戸田の捜査を依頼された浅見光彦が北の国札幌で起きた殺人事件に出会い、推理をすすめます。 面白かったので、ついついいつものように一気読みとなりました。2019/04/12

a

2
陽一郎さんとのやりとりニヤニヤしちゃった。めっちゃ弟感。 北海道行ってみたいなぁ。2023/01/14

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