出版社内容情報
内田 康夫[ウチダ ヤスオ]
著・文・その他
内容説明
「博之は北から来る何かによって殺される…」恐山の祖母サキの予言通り、青森県下北半島出身の音楽教室講師・杉山博之は東京のマンションで変死体で発見された。そして杉山の同僚、高川伸男も「北」からの恐怖に怯えながら謎の死を遂げる。「北から来る何か」とは?そして杉山が藤波紹子に残した紫水晶とは?真相究明の依頼を受けたルポライター浅見光彦はよびよせられるように「北への旅」へ向かった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がたやぴん
41
シリーズ21。再読。タイトルと内容が直結していて覚えていた。ヒロインのおばあちゃんがイタコで、その予言が事件を暗示する。人間関係そのものは芸能界を舞台としており、入念な取材をする著者にしては、ゴシップ記事のようで異色の作品とも言える。【ヒロインは女優だけに美人なんだろうけど嫁にはならないだろう】2015/04/26
十六夜(いざよい)
10
恐山のイタコは凄いと聞くが、事件の解決にまで一役かうのはどうかなと。犯人に同情すべき点が多かっただけに、後味の悪さが残ってしまいました。2018/12/04
しんた
6
著書の初期作品は何か、遊びがなく怖い。恐山というよりイタコ殺人事件か?2013/08/17
急いで突厥
6
読了日は読み終わった日のかなり以前です。昨日のBS-TBSで2時間ドラマが放映されてました。 物語の始まりは少々怪奇物仕立てです。2003/01/01
あなご
6
イタコの予言通り殺人事件が起きてしまいます。この事件に名探偵浅見光彦が挑みます。舞台は恐山や十和田を中心に展開され、ミステリーとしても旅情としても楽しめました。事件解決後の結末は読んだ人によって意見が分かれるのではないかと思います。水晶の謎が解けてない気が・・・主な舞台は青森、秋田、東京。2012/04/15