内容説明
僕等のまわりには、幾つものストーリィが転がっている。その断片をひとつに紡いでゆくのが“日常”なのかも知れない。1枚のLP。1枚のTシャツ。1通の手紙。1足のコンバース。1葉の自画像。初めて買ったバイク。海辺の風。樹木の匂い。都市を映す濡れた路面。喪くしたもの。得たもの。それぞれのシーンが物語の端緒と結末を描いている。なぜなら過去は、自分を通して未来と繋っているからだ。地球のEXITを求めて旅する気鋭が、R・ストーンズとのインタビューを収録して贈る、都市の必携アイテムを語る好エッセイ集。熱いロック精神を、あなたに。
目次
ビート・ミュージックが途切れた時に
子供達を自由のままに
風の季節、おめでとう
淡いブルーのSEXYなカプセル
カリブ海の小さな鳥、ハミングバード
エマニエルへの道を歩いて行きたいんだ
ジャマイカは、あまりにも遠い
マイアミ発ニューヨーク行
自由にさせておくれよ、お願いさベイビー
ブギーを愛する男の子には
或る夏の朝、思い出したこと
RZ250を覚えていますか?
自画像を描かなかった画家、カンディンスキー
バリ島のアートが教えてくれる、神々と自然への畏怖
頑固爺のプリミティヴなエネルギー
「アレンジメント」のなかのフェイ・ダナウェイ
ホモセクシュアル以上の関係の果てに/プリック・アップ
大地は癒すことのできない悲しみに浸されている/ブルース・スプリングスティーン
彼女はそこに立っていた/村上春樹『ノルウェイの森』を読んで
あの日の孤独なSGTペパーズ楽団
ミック・ジャガーへの、2度目のインタヴュー
ポップで華やかでクレイジー、ハッピーで面白くてストレートロン・ウッドへのインタヴュー
すべてのカードを晒してくれた、史上最高のロック・ヴォーカリスト〔ほか〕
感想・レビュー
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