内容説明
いたずらの天才ひかるは次に何をしかけてくるか。期待とスリルで盛り上ったひかるの誕生パーティーで、TV局の矢場から中国人、林の苦境を聞かされる。彼は大きな密入国組織に命を狙われているらしい。林を守るためぼくらは、秘密結社KOBURAを結成し、尾行、囮、奇襲等々アイデアいっぱいの作戦を展開。そして隅田川花火大会の夜、川沿いにある“KOBURA館”に一味をおびきよせて、いよいよ最終戦へ―。満天の花火に見入るぼくらの心は、それぞれの感動でみたされていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たるき( ´ ▽ ` )ノ
44
久々にぼくらシリーズ読書を再会!やっぱり面白いなあ(*^^*)読み出すと止まらなくなるね♪これからどんな風に関係性が変わっていくのか楽しみ!2015/12/29
秀玉
14
3分の2ほどで断念。つまらないのだ。中古本を店頭で買うときはキレイであること。そのあとアマゾン評価を見て買う。これが絶対ではないが、平均点と3以下が多いかどうかも見ている。これは平均4ほどあったが、合う合わないはそれぞれだから、しかたがない。何がつまらないか考えた。この本の登場人物の個性や姿、特徴が描かれていないことがわかった。主な登場人物は多く。どのような人物かが描かれていない。シリーズだからとも言えるが、多くのシリーズ物では特徴を再度記載している。この本では名前だけで進むのだ。イメージが膨らまないのだ2025/09/05
やなぎ
12
持っているのは平成6年5月の初版本。26年ぶりくらいの再読か?。「ぼくら」は高校生。ひとみのクラスメイトのひかるも加わって、犯罪組織と対決。相手は銃を持っているのに、立ち向かっていくのは正気ではない。無謀だな。廃墟ビルに忍び込んでトラップを作るなんて、不法侵入じゃん。あ、「七日間戦争」も一緒か。当時はよかったのかな?(笑)。真似事をすると罰せられますよ、と注釈を付けておかないとね。危険なことに首を突っ込んでいるのに両親はそれを止めさせない。これも時代か。中高生は爽快になるであろう作品。65点。2020/10/21
ココ
9
再読。グローバル化が進んだ未来からすると、25年前にこれを書いた宗田理さんに頭が上がらないというか。もともと私は宗田さんを敬愛しているから今さらだけど。経済格差や労働格差で出稼ぎに来た不法滞在者、その弱みにつけ込む先進国の悪人…良くない。絶対に。でも低賃金で外国人労働者を雇う会社はきっと少なくないんだろうな。みんなで社会を動かそうとしても、結局は自国のことが1番だと思ってしまうから。難しいテーマだと思う。変わる環境の中で焦る英治の気持ち、変わらない英治を好きだというひとみの気持ち。ぼくらの明日はどっちだ。2020/05/10
カエル
2
犯人をやっつけたりする所ちょっと子供じみてるかもだけど、久々、笑ったかもしれないくらい面白かった。ラストの締め方も結構好き。青春だなーって思うお話し。2015/03/22