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内容説明
高校に入学した宮本剛太は、とあるアクシデントによって“菜々子先輩”と出会う。美少女大好きな彼にとって、彼女はストライクゾーンのど真ん中、一目で心を奪われ、彼女が所属する映画研究会に入ることに。そんな中、校内で盗撮写真が出回っているという噂が流れ、映研が疑われてしまう。宮本はその疑いを晴らす為に調査を始めることになるが―小悪魔“菜々子さん”の言葉に突き動かされる宮本は、いかなる真相に辿り着くのか!?―。
著者等紹介
高木敦史[タカギアツシ]
第13回学園小説大賞にて「なしのすべて」で優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KEI
16
購入。主人公が変わったからどうなることかと思ったけど、その考えは杞憂であった。僕が思うこの作品の最大の魅力は、良くも悪くも「菜々子さん」であり、当の本人である「菜々子さん」はどんな場所にいても、可憐で、元気で、人当たりもよく、そして少し陰険ないつもの「菜々子さん」であった。次巻にも大いに期待する。コメでネタバレ?2010/11/01
しろ
11
☆6 菜々子さんの魅力は相変わらず。一作目の菜々子さんが衝撃的過ぎた分、物足りなさもあるが、ロジックや仕掛けが本格的なものとなっている。チェスとか映画がガジェットとして登場するのが作風――菜々子さんにとてもマッチしているんじゃないかと。今回新しく語り手として登場する男の子もなかなかに個性的なんだけど、菜々子さんとか彼の印象が強いからどうしても一段見劣りするのが否めないのが痛いところ。それでいて菜々子さんの描写も減ってるし。でもこの小悪魔の今後は注目していきたい。2012/06/08
星野流人
11
早くも新章・高校生編。 1巻よりもライトノベルらしい文章になり、読みやすくなっていた。しかし物語の作られ方とか、根底に在る物はほとんど変わっていなかった。 今回もドミノのように事象と事象とが繋がり、ひとつの解答を生み出し、しかしその裏で実はこんなことが……というようなめまぐるしく動く展開で、とても楽しめた。1巻よりも真相が理解しやすく、その点でも良かった。2010/11/08
タカユキ
10
1巻のような事件があるわけではなく、ごく自然な続編ですね。短編連作っぽく"菜々子さん"と主人公の知恵比べみたいに展開しつつ、最後にやっぱり"菜々子さん"本領発揮という構成は巧いというか楽しいですね。3巻では天坂他の脇キャラにもっと出番を!2010/11/03
紅
7
相変わらず菜々子さんは素敵だったけれど、1巻のほうが面白かった感は否めない。チェスの暗号のくだりと、自主制作映画を巡るくだりが面白かったですー!2013/01/20