角川文庫<br> 悲しき熱帯

角川文庫
悲しき熱帯

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 201p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041586013
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

明石です

4
文章を読みにくくする方面に個性を働かせてしまったら、その当然の帰結として、小説は読まれなくなるんだろうなあと思った。村上龍がだんだんと忘れかけられているのは、本作はもとより『限りなく透明に近いブルー』のような、限りなく読みにくい小説を初期の頃にたくさん書き、その手のコテコテの「純文学」作家として認識されたことが巡り巡って仇になったのかなとも。今でも本屋さんに一番並んでるのは『限りなく透明に近いブルー』で、以前、同棲してた恋人が、同作を読んで、もういいや、と途中で投げ出し私の本棚に潜り込ませたのを思い出す。2023/10/02

Kaoru

4
村上龍初期の尖りが良い。2023/10/03

hirayama46

4
村上龍の初期短編集。なので雰囲気としては『限りなく透明に近いブルー』あたりの延長線上にあるように思えました。いつもの身も蓋もないあとがきが嬉しい。「本当は、熱帯は悲しくなんかない。」2018/02/13

miho

3
ものすごく久しぶりに読み返す。この頃の村上龍はほんとに好き。当時は春樹よりむしろ龍派だった。熱帯のむあっとした熱気のなかに、やりきれない悲しみと抑圧されて爆発する寸前みたいなエネルギーを感じる。2015/09/12

MIDUNA

2
この人の作品を読んでるといつもなにやってもいいんだなーって思う。この人のような淡白で淡々とした文章を書いてみたい2014/02/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/508135
  • ご注意事項

最近チェックした商品