角川文庫
フラッシュ・バック39―刑法第三十九条〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 308p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041577141
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

夜の新宿歌舞伎町。刃物を持った男が街中に飛び出し、意味不明の言葉を発しながら人々に襲いかかる。すぐさま男は取り押さえられ、事件は片付いたかと思われた。ところが取調べ中、犯人が奇妙な行動をとったことから、警察は精神鑑定を依頼。鑑定人・小川香深は覚醒剤の副作用と診断する。真相を探るべく犯人の故郷を訪れた香深が行き着いたおぞましい真実とは…。今なお日本中で論議の絶えない「刑法第三十九条」の是非を問う問題作、シリーズ第二弾。

著者等紹介

永井泰宇[ナガイヤスタカ]
1941年上海生まれ。69年「鮮血のバプテスマ」で江戸川乱歩賞候補となる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょん

18
4年前に読んでたーーーー🔥覚えてなかったことにショック。1巻のインパクトが強すぎたから、という言い訳。1回読んだくせに、ラスト10ページどうなるんだ‼️とハラハラしながら読めたので良かったです。自分の脳みそよありがとう。2023/06/17

ちょん

17
シリーズの1→3→2と読んでしまったのですが…ちょっと全巻読み直したい。1巻の衝撃はすごかったですが、このフラッシュ・バックも、凄まじい話でした…。何となく感情よりも疑問と事実がさらさら書かれてるようなんですが、その描写がかえって苦しい。読んでて重く辛かったですが、さすが香深先生。すばらし✨被疑者を守るための法律?ケースバイケースだけども…やっぱりこういうことがあると考えさせられる。あとがきの大阪池田小学校の話も。2019/09/20

ろけっと

16
刑法第39条シリーズの第二段。今回のテーマは覚醒剤によるフラッシュバック。前作で活躍したメンバーが再び集結するが、前作ほどの活躍は見られなかったと感じる。というのも、事件の凄惨さに主点を置き過ぎたからかもしれない。 このエンディングで、果たして裁きを受けたと言えるのだろうか?どうもすっきりしない2010/09/13

nanoko

4
他の作家の作品で刑法39条をテーマにしたものを以前読み、その時に題名に興味を持って図書館で予約していたもの。シリーズものとは知らず、表紙にPart?とあるのを見てちょっと読む気が削がれましたが、前作を読んでいなくても何の問題もなかったです。内容は…面白かったけど何だか無理やり感もありましたね。もう少し如彦にしゃべらせて欲しかった気も。。。2011/07/05

しゅんた

3
刑法第39条と41条を覚せい剤に絡めて書かれた恐ろしい話。今回もしっかりと細部にまで描かれ、詐病を見分ける香深の鋭い分析に圧倒。2014/06/29

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