内容説明
戦いの舞台は移った。パリの街を血に染めた“宝鏡”をめぐる死闘で、九死に一生を得た九鬼鴻三郎は、西アフリカの独裁国ブダーに潜入した。相棒のムラキは、ソ連大使になっているネクラーソフへの復讐に執念を燃やす。その頃、CIAの企みによるクーデターが発生。反乱軍に追われる独裁者ケビゼは“宝鏡”を求め、人跡未踏の地“ブドゥール”へ逃走する。熱砂と密林を越え、肉迫する九鬼たち。待ちうけるのは、この地を守り、千年以上も同じ生活をしている蛮族トゥトゥインガ。秘境に眠る3種の神器の“宝鏡”を奪取するのは誰か。白熱のスーパーSF伝奇。