内容説明
たくさんの男たちとの出逢い。どこで何がどう違ってしまったのか分からない愛の破綻。たくさんの別れ。―相手に夢中で、幸福の絶頂にいる時でさえも、別れは透けて見えないだろうか。「別れ」を通して、青春の日々を、そして、大人の女の恋を綴る、ドラマティック・エッセイ。
目次
パーティのあとで
最後の楽園
虚妄都市
女が香水をつける時
モルジブの熱い雨
大人の女の恋?
ともかくも別れられるということ
私のナガハマ君
男の友情〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とみー
1
タイトルから想像した本の内容とは大きく違い夫婦、家族、国籍や文化、不倫から性生活まで幅広いテーマを、過激な言葉も用いながらまとめたエッセイ本。共感する部分、共感しない部分、これまでもそしてこれからも理解できないであろう部分等様々な思いを抱きながら読み終えました。また数日前、東京に遊びにいった際に結婚しマイホームも持つ女友達の家に泊めてもらった時の事を思い出しました。初めて見る、友達の妻としての姿、また友達を妻として扱う旦那さんの姿を見て抱いた謎のモヤモヤや疑問が、この本を読んでスッキリしました(笑)。2017/02/14
あこ
1
私も「別れ上手」になりたいと思ってタイトル見た瞬間買うのを決めた本でしたが読んでみるとまあ想像と真逆の不倫のお話(笑)でも主人公の私は男の人を惹きつけてもう少しで結ばれてしまう…寸前でスルッと手が届かない所に行ってしまうというか…結局不倫にはならなくてその躱し方がカッコいいなと思ってしまったり(笑)不倫してしまう気持ちがいろんな側面から書かれてて納得してしまうことも…って旦那いないけどwそして不倫の時代と書かれていて「まさに今じゃん」と思いながら読んでましたが後で見てみたら昭和63年初版…驚きました。2017/01/30
ぎんりん
0
ただの不倫小説家ではない、国際的で賢い森瑶子に出会える本。不倫についても、ゴシップ的な浅い興味ではなく、深い心の動きを語ってくれてるし、ギャルへの苦々しさは共感。時代は変わっても、言葉使いは変わっても、アホギャルは不滅なのね…2015/09/12
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
0
☆×3.0…確かにこのエッセイは鋭いけれども若い女性には絶対×1億ぐらいに薦められない本です。だけれどもこれは今でも言われているんですよね…そんな私はここで言われている女性とは無縁ですが(苦笑)特にすごいのはやはり不倫を扱った作家だけあり、不倫の結末を書いたエッセイがあること。まあその話は該当の人に回し蹴りをかましてあげようかと思いましたが…2012/04/17
kayoshi
0
★★★★・ 2006/01/27