内容説明
恋のまっただ中で―“キミとなら棺桶の中まで一緒に行けるような気がするんだ”、そして、さらならの場面で―“だってこれは恋愛じゃないよ。言ってみれば過去だよ”など、男たちから、あるいは女たちから放たれたクライマックスでの名科白。口説き文句からトドメの言葉まで古今東西の恋のサンプルから抽出し、新たな恋を演出したショート・ショート。ちょっと辛口、105篇のラブ・ストーリー・インデックス。
目次
「いずれ女房とは別れて、君と一緒になるつもりだ」―愛川欽也ほか非常に大勢の男たち
「なんかさあ、フィーリングが合わないみたい、悪いけど」―〈なんとなく、クリスタル〉田中康夫
「魚座と山羊座って、うまく行くンだって」―〈駅〉=降旗康男監督
「理由なんか特別にないさ。要するに、嫌いになったんだ」―〈二十四歳の憂鬱〉源氏鶏太
「じゃ、また」不特定多数の男たち〔ほか〕
感想・レビュー
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