内容説明
実業家の中山憲之は、謎めいた脅迫電話に悩まされていた。3人の女性から次々と「責任を取って欲しい」という内容の電話がかかってくるのだが、中山には全く身に覚えがない。そんな矢先、脅迫電話をかけていたと思しき女性の1人が死体となって発見された。十津川警部が捜査に乗り出すが、中山も謎を追い、長野県の所別温泉に向かう。十津川と中山がそれぞれ事件を調べると恐るべき陰謀が明らかになり…。傑作長編ミステリ。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞受賞。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞受賞。2004年には第8回日本ミステリー文学大賞を受賞。トラベル・ミステリーで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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桂 渓位
3
十津川警部も出てきますが、本作の主役は実業家の中山さんでしたね✨ 最終章で、話が急展開しますが、夢オチでなかったのは幸いでした(笑) 後中山さん、雇った私立探偵との待ち合わせ、綺麗に忘れているんですが(^^;2021/06/26
神岡宗介
2
どちらかと言えば中山の目線で話が進む事が多い為、十津川警部はサブキャラに近い状態。わざわざ警部の名前をタイトルに含めておきながら出番が少ないのは若干いただけないが、物語はそこそこ面白かったので星4。2023/08/30
あきさん
1
3時間くらいでさらっと読めてしまった。どういう展開なのか後半まで予測がつかなかった・・。2016/07/18
さのかずや
1
句点おおすぎ2014/03/10
トーコ
0
最初、三人の女性から…笑っちゃいました。 階段の夢というと、大体誰もが13階段を想像するのですね。勘なんて充てにならない。2022/08/13