内容説明
桜島行きのフェリーの上で、鹿児島選出の代議士秘書が刺殺された。十津川警部の部下・西本の見合い相手・木下ゆかりに容疑がかかる。ゆかりは見合いの翌日に「全部嘘です」というメモを残したまま、失踪していた。そして西本に「ゆかりに欺されるな」と忠告した男が、指宿で殺害される。西本の報告を受け捜査に乗り出す十津川だが、まもなく東京でも殺人が!南九州と東京を結ぶ、恐るべき陰謀の正体とは。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞受賞。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞受賞。2004年には第8回日本ミステリー文学大賞を受賞。トラベル・ミステリーで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
5
平成18年 1月25日 初版2021/08/16
西陣
1
数々の作品が、映像化しているだけあって、非常にテンポがよい。東京と九州で事件が絡み合うものの、主要な登場人物が警察の人間の為、複数の場面で状況整理をしており、読者にもわかりやすい。セリフが多く、こちらも映像作品しやすい作りになっている。2022/04/12
pyonko
0
陰謀系十津川警部。でも、過去の息子の犯罪で政治生命が断たれるというのも良く考えると何だか納得いかない。2014/06/21
yukari@627
0
この本が書かれたのは10年以上前のことですが、政治家の青年塾・「地方から日本を変える」は今の日本とダブりますね。 ただ、現実にはこんな過激なことはないと思いますが・・・ 2012/05/10
ゆ
0
小学4年生の時に西村京太郎の推理小説にハマってて、それで読んだけど売っちゃったから内容覚えてない…