角川文庫<br> 闇を引き継ぐ者

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角川文庫
闇を引き継ぐ者

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041527627
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

人気女性アナウンサーの誘拐事件が発生した。十津川警部率いる捜査一課が事件を担当するが、送りつけられてきた脅迫状には、十津川が数年前に逮捕し死刑になった連続誘拐殺人犯“ジャッカル”の名前が記されていた!「殺人を楽しむために殺す男」と言われ、日本中の女性をパニックに陥れたジャッカル。死刑執行直前まで、服役中の彼の元に通いつめていた男の存在を知った十津川は、2人の関連性を探り始める…。現代社会の病理に蝕まれた猟奇殺人犯の異常心理を、克明に描いた、渾身の長編サスペンス。

著者等紹介

西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞受賞。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞受賞。トラベル・ミステリーで活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

達ちゃん

33
西村さんには珍しい激しくエグイ事件でした。ジャッカルとの対決にいつの間にか引き込まれていました。北条刑事がこんなすごい事件に遭遇していたなんて知りませんでした。2021/01/08

あつひめ

27
常識では考えられないような精神の持ち主。その精神を細かく書き表せる西村さん。本人は精神に異常をきたしているとは思っていない。猟奇殺人…後手後手に回って被害者が出ているのにはちょっとがっかり。と言っても後半にはあれよあれよという間に逮捕。十津川警部が火をつけてしまうとは…いいのか?と不思議な気分で読み終えた。最初から血なまぐさい作品だったな。2024/05/19

エヌ氏の部屋でノックの音が・・・

7
「勝手に列車祭」第269弾。。。文庫コレクション530冊目。。。平成13年 9月25日 初版。。。猟奇殺人の後継者を名乗る「ジャッカル」獄中にいるジャッカルの2代目をやろうというサイコパス的な犯人であった。中々グロく、次々と人が殺されていく。北条刑事が活躍する?のだが、十津川警部が大事な証拠物件に火を放ったりする。「ジャッカルは自分の事を、神だといい、悪魔だといい、超人だともいってました。そんな人間が他人から何かを学ぶなんてことをしますか?」2020/09/26

TEDDY曹長

2
すんごいヘビーな作品。北条早苗刑事のココロは大丈夫だったのだろうか。とても心配になる。ラストの対面シーンは鬼気迫る光景だと言うのが文章からもビンビン伝わってくる。十津川警部の激怒シーンも人間くさくて好きです。2013/06/30

秋庭誠

2
B- 西村京太郎というと、鉄道ミステリーが有名ですが。こちらの作品は、鉄道のかかわらない本格ミステリー。もっとも犯人が愉快犯な時点で、あまりミステリな感じはしなかったのですが。十津川警部が怒(イカ)るシーンがあるのが珍しいと感じた。2011/09/12

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