角川文庫<br> 夜が待っている

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角川文庫
夜が待っている

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  • サイズ 文庫判/ページ数 276p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041527528
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「彼女を殺したやつが誰だろうと、必ずこの手で殺してやる」―殺された恋人の復讐を誓う男の非情さを描いたハードボイルド・タッチの表題作「夜が待っている」をはじめ、日中戦争時の上海を舞台にした詩情漂うスパイ小説「赤いハトが死んだ」、障害者施設の取材を最後に失踪してしまった新聞記者の苦悩を描く社会派推理小説「夜の秘密」など、異彩を放つ、単行本未収録の初期傑作短編を六作収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

RED FOX

12
初期短編6作。ハードボイルドで、ロマンティックで、弱者への優しさと弱者をなぶる者への怒りにあふれてます。京太郎の初期に外れなし♪2015/10/16

エヌ氏の部屋でノックの音が・・・

9
「勝手に列車祭」第259弾。。。文庫コレクション508冊目。。。平成10年 1月25日 初版。。。千円札を握らせると急に態度が変わるっていつの時代やねんと思いながら読んだが、「夜の秘密」が良かった。中先生は障碍者の気持ちも良くわかっておいででとてもよかった。2020/05/11

浅木原

1
わりと雑多な詰め合わせ6編だけど、最後に収められた「夜の秘密」に唸る。新婚早々失踪した新聞記者の抱えていた苦悩とは? という謎から、いかにも初期西村らしい社会的弱者の話になるんだけど、答えの出ない問いを通して人間を描こうという『南神威島』の収録作に通ずる意気込みに溢れた作品で、なんで『南神威島』に入らなかったんだろう。『四つの終止符』系の初期西村社会派路線好きとしては西村短編のベストを選ぶ際の候補に入る逸品。それ以外だと他人の死を告げる予知夢を見る男の話「死の予告」がベタな話だけど巧い仕上がりですね。2016/03/18

愛沢 直樹

0
はじめての西村京太郎。長編ミステリのイメージが強く、短編は意外だった。▶︎関連のない6編からなる。基本的にはミステリを基調としており、最低限の状況を設定して行動・推理が行われる。良くも悪くも情緒は少なく、行動や意外性で読ませるタイプの本。▶︎笑う警官等が好きであれば好きかも。2021/11/29

キャサ

0
短編集

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