内容説明
闇に包まれた都会の夜には犯罪という罠が待ち受けている。今夜もどこからか脅迫者たちの足音が聞えてくる…。45歳の安田は次期重役候補のエリート営業部長であった。ある日、愛人を乗せていた安田は人身事故を起こしてしまう。被害者は貧相で気の弱そうな男だったが…(脅迫者)。日常生活の中で誰にでも襲って来そうな恐しい罠と意外な結末。人気絶頂の著者が贈る傑作オリジナル短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
11
「勝手に列車祭」第178弾。この本は出版社は別で2冊であり、文庫コレクション348冊目であった。。。平成3年 3月25日 初版。。。226頁で6本の短編が入っていた。。。「脅迫者」集るほうは巧妙で、ついに集られるほうは唯一の目撃者の同乗者を消そうとしたが、脅迫者と結婚とはぜ都合的な。。。「電話の男」これは中々楽しかった。電話線を引いたときから(70年代か)作戦は始まっていた。女は怖いねぇ。。。電話を引くとか、郵便の重量オーバーが30円っていつの時代やねんと思いながら読む。2018/03/31
浅木原
4
どういうコンセプトで編まれたのかよくわからない、65~66年頃中心のサスペンス系短編6編。例によって特に何も言うことが思い浮かばない感じの初期習作集という趣き。唯一76年発表の「優しい死神」のオチがそれかよ!と思ったぐらいかなあ。2016/03/09
Mami
3
めったに読まないジャンルのものを読んだ。おもしろかった。2009/02/14
キャサ
0
短編集