内容説明
浅草雷門近くにあるM銀行浅草支店に、強盗が入り、一千万円を奪い逃走した。銀行の監視カメラにより、犯人は前科三犯の深見次郎と断定された。だが彼には、事件発生時、『あさま9号』に乗っていたことを示す鉄璧のアリバイ写真があった。十津川警部と亀井刑事は、容疑者の虚構を見抜こうと、『あさま9号』に乗車するが…。大好評の、トレイン・ミステリー傑作集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜明けのランナー
9
『十津川警部、廃線に立つ』 廃線シリーズのアンソロジーの一つとして読了。横川から軽井沢への信越線は子どもの頃によく乗りました。今はウォーキングできるように整備されてます。 しかし、コロナ禍のおかげで電車に乗ることもままならなくなりました。早く列車に乗って旅がしたいですね。2021/05/10
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
3
平成 元年 6月10日 初版。「勝手に西村京太郎祭」第109弾。角川文庫と双葉文庫で出ており、文庫総数212冊。表題作以下6編の短編集であった。鉄道ファンなら「EF63」と聞けば、碓氷峠の話であるとピッと来るだろう。66‰を上ったり下りたりする為のアプト式機関車である。「F58機関車」とあったが、「EF58機関車」の間違いではないかと思う。「E」エレクトリック「F」は動輪、「58」は速度ですので、直流6動輪時速85km以上の機関車ってことになります。2016/04/28
ココアにんにく
0
1992年12月読了