角川文庫
寝台特急「はやぶさ」の女

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  • サイズ 文庫判/ページ数 359p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784041527245
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

大阪鉄鋼の原口企画部長の元秘書小田あかりが、寝台特急「はやぶさ」のロビー・カーで毒入りの缶ビールを飲まされた。かおりは社内で、エリート原口との不倫の噂があった。この事件で、かおりにビールをすすめたカメラマンの古賀が、容疑者として逮捕された。だがその後、同社の企画課長が毒殺され、原口の専用運転手が射殺と、大原鉄鋼関係者の連続殺人事件が…。十津川、亀井の名コンビはこの謎をどうとくか?絶好調のトラベル・ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

エヌ氏の部屋でノックの音が・・・

5
昭和63年10月25日 初版。「勝手に列車祭」第113弾。文庫コレクション219冊。新幹線で寝台特急を追い越す、部長とお手つき秘書のありがちな復讐劇かとおもっていたが、復讐劇でもちょっと趣向がちがっていた。しかし、最初に部長が致死量のパラコートを入れていなかったのか。2016/05/28

カズザク

2
こちらの方も、約30年ぶりに再読。今は走っていない懐かしいブルートレインが、物語のタイトル、舞台に登場する。最初の殺人事件…未遂だが…で、初対面で同機もない無実の人間が犯人に…この物語の違和感が、全てこの最初の事件に秘められている。推理・筋書きも成立する。状況証拠も揃っている。あとは逮捕するだけ…でも何かが足りない、何かが違う…2つの目的を達成させる為についた嘘が、謎を深め違和感を産み出している。最初の事件の警察の強引な捜査・解釈で、無実の人間が犯人に…は、今なら有り得ないのでは?時代を感じてしまった。2023/12/29

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