内容説明
身代金1億円の小切手を伝書鳩で運ばせるという前代未聞の誘拐事件。国会議員氏家一孝は娘を奪還するため犯人の要求を呑んだが、娘は還らなかった。直後、小切手を換金した金融業者が殺害され、継続捜査係の特捜刑事・香月功は捜査を開始。だが、新たに相棒となった志賀今日子と共に娘の意外な過去を掴んだ矢先、2人に捜査中止命令が下った…。果たして娘と犯人の行方は?快調の人気警察小説シリーズ第8弾。
著者等紹介
太田蘭三[オオタランゾウ]
1929年、三重県生まれ。中央大学法学部卒業後、同人誌を経て56年に時代小説でデビュー。78年『殺意の三面峡谷』で山岳推理の新境地を拓く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いつみ
4
美人相棒ができたからか香月の病気?は多少治まったものの、その相棒がありえなさすぎ。相棒相手に自分を餌にした下ネタ振り過ぎだよ。話の筋はもはやどーでもいいって感じ。この作者って女性はこういう扱いしかできないのかなあ。まあ、年配男性に勧められた作品だからコンセプトとしてはこれでいいのかも。私が手に取る本を間違えただけー。2015/04/30
星辺気楽
2
政治ネタがが絡んで面白かった。2021/03/04
岡 幸治
1
顔のないデカの設定も、政治家絡みもおもしろい。しかし男というものは少し金と権力を握るとなんで女に走るんでしょうか?伝書鳩というあまりにも古いネタですが、本書全体は大変楽しく読めました。2013/04/16