内容説明
北極圏では流氷にしがみつき、カリブーの胃袋の中身まで味わう。西は熱風のシルクロードで忘られぬ砂漠とオアシスを体験し、チベットの標高4500メートルで巡礼の姉弟に出会う。南はアマゾンで巨大エイに驚かされ、フォークランドの無人島でシャケはらこめしを堪能する…。旅の達人シーナが、ごんごんころがる雲と共に世界中で出会ったものを見て、食べて、撮って、語った特選フォトエッセイ。1990年代の映画撮影秘話も収録。
目次
西域は幻の女のようなもの
マゼラン海峡のタンポポの丘
フォークランドのシャケはらこめし
三つの北極圏アラスカ、カナダ、ロシアを行く
映画はみんな合宿旅行で作った
木の上の家で星など見ながら
著者等紹介
椎名誠[シイナマコト]
1944年、東京生まれ。作家。「本の雑誌」編集長。写真家、映画監督としても活躍。『犬の系譜』で吉川英治文学新人賞を、『アド・バード』で日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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り
3
見たことある話がちょこちょこあったなぁ。旅のお供にと台湾行きの機内で読了。どんな出会いがあるだろうか。人に限らず。台風が直撃しそうでハラハラだけど、旅へのわくわくが高まってきた!2016/09/26
ジュースの素
2
今までの旅の経験をたくさん詰めたもので よくもこれだけ多様な旅をされて来たなぁと驚く。人生の宝ですね~。 シーナさんの本はゆったり読めるし、それでいて文章がキチッとしていて小気味良い。2014/09/10
久保利人 Toshihito_Kubo
2
ホネ・フィルムの映画、結構見たな―。とても懐かしくなりました。2011/10/07
taa
2
2/3位は他の本にも収録されている同じ旅の話が多くてちょっと飽きたが、最後の方の旅を通じて感じたことは良かった。2011/07/20
T
1
これもだいぶダブってた。けど、どっかで聞いたなーって感覚がとてもいい。2020/08/24